理事長からのご挨拶 | 特定非営利活動法人 地域水道支援センター

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理事長からのご挨拶

2015年5月に2代目の理事長に就任しました保屋野初子です。ご挨拶がたいへん遅れ、失礼いたしました。2006年にNPO法人化してから10年余が経ちました。設立当初から素晴らしい会員に恵まれ、継続することができたことは、奇跡的ともいえる幸運なことです。当会の主旨に賛同し運営を支えてくれる会員のみなさまに、まずは感謝いたします。同時に、私たちの活動に関心を寄せご協力ご参加くださる水道関係者、企業や市民のみなさまに篤くお礼を申し上げます。

私たちの団体は、「小さな水道を応援したい」、「自然と人に謙虚な緩速ろ過(生物浄化)の考え方と技術を普及させよう」との思いを結集するところから始まり、ほんの少しだけ社会を変えることに貢献したいと願い、肩肘張らず、無理せず、マイペースで歩んできました。活動の優先順位をめぐっては「小規模水道か緩速ろ過か」と、内部で議論を闘わせたこともありますが、「どちらも」というのが会員の一致した思いです。

この間に展開してきた活動は、各地の水道事業体のご協力のもとで毎年休まず緩速ろ過/生物浄化法セミナーを開催してきたこと、実証的な試験結果にもとづき岡山県津山市内の5つの集落での小規模水道施設建設(粗ろ過・緩速ろ過浄水施設)を技術的にも運営面でも支援してきたこと、水の話題を楽しんでもらう市民向け講座を開いてきたこと、などです。

次なる10年は? 何事も10年は続けよ、あとはついてくる――学生時代の恩師の言葉を思い起こしています。「小さな水道」を必要としているコミュニティには、国内のみならず海の外にも出かけて行って役立ちたい、そうみなで考えているところです。大きなモノ・コト、高価で高度な技術が独占的に社会を覆うことは、たとえそれが効率的で経済効果が大きくても、地域や個々人にとってあまり好ましいことではないのではないか、と私たちは感じているからです。

水は「自然」の重要な一要素です。私たちも自然の一部として、水を都合よく利用するだけでなく水がもつ不都合さとも共生していかなくてはならないのではないでしょうか。そのためには人と人との協力が必要であり、自然と人の共生にふさわしいやり方があることを伝え、より実践的な役割を果たしていきたいと考えています。

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p style=”text-align: right;”>2016年9月
特定非営利活動法人地域水道支援センター
理事長 保屋野初子






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