浄化方法の違いによるメリット・デメリット | 特定非営利活動法人 地域水道支援センター

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浄化方法の違いによるメリット・デメリット

 粗ろ過・緩速ろ過法

処理法概要 礫や砂を充填した層をゆっくり通過させることにより、濁りや病原性微生物を除去する。ろ過速度が遅いので緩速ろ過法と呼ばれている。自然の地下水をつくる機構を利用している。凝集薬品を必要としない。
メリット 200年以上の実績がある。沈殿・粗ろ過との組み合わせで高濁度に対応でき、管理も容易である。特殊な技術が不要で専門家でなくても管理できる。
デメリット 他の方法に比べて広めの設置面積を要する。
環境・コスト エネルギーの仕様は最小。機構部分がほとんどないので、壊れにくい。自然の浄化法を利用するのでおいしい水が得られる。

凝集沈殿・急速ろ過法

処理法概要 凝集薬品を添加して濁りを固めて沈殿分離し、仕上げに砂の層でろ過する。ろ過速度が速いので急速ろ過と呼ばれている。
メリット 実施例が多く参考にできる事例が豊富。極端に濁った水でも対応が可能である。
デメリット 高度な管理技術が必要であり、専門技術者が常駐する。凝集沈殿のための薬品を常時注入する必要がある。原水汚濁がひどいとトリハロメタンなど発がん性物質が生成する。
環境・コスト 汚泥と呼ばれる大量の廃棄物を発生する。機械や電子機器を多用するので、定期的な機器類の交換が必要。エネルギー消費は膜ろ過法より少ないが、粗ろ過・緩速ろ過法に劣る。

膜ろ過法

処理法概要 細かい膜の穴を利用して不純物を除去する。
メリット 膜の種類により塩分も除去できるので、海水から飲料水を得ることができる。維持管理に高度な技術を要しない。
デメリット 膜のメンテナンスはメーカーに依存する。機械や電子機器を多用するので頻繁な専門的保守が必要となる。
環境・コスト ろ過するための高圧力を得るのにエネルギーを要する





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